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第3回介護スキルアップ研修を開催しました

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10月17日(水曜日)、ぼたん園1F通所フロアにおいて、介護職のためのスキルアップ研修を開催しました。この研修会は現場スタッフが介護技術の基本を再認識すると共に、セラピスト(療法士)とスタッフ間のコミュニケーション強化などを目的として始めたもので、今回が3回目の実施。回を重ねるにつれ受講者も増加しており、この日は御幸病院をはじめぼたん園、訪問介護、ほがらか、みゆき園などみゆきの里の各施設から約30名が参加しました。

 

第3回目のテーマは「起立・歩行~片麻痺患者を知ったその先に~」。講師は訪問介護ステーションの野崎PT(理学療法士)と、ぼたん園の井上PTが務めます。今回の流れは「講義」→「体験」→「介助の練習」。数人に片麻痺を疑似体験する装具を付けてもらい、動作のメカニズムを学んだうえで実際に介助を練習し、介助方法の習得を目指すという内容です。

 

まず、受講者を3班に分け、各班の2名ずつが片方の手足を固定する装具を装着しました。さらに多くの片麻痺患者が抱える「手足の重さ」も体感するため、腕と足に男性には1.5kg、女性には1kgの重錘(おもり)もプラスしました。「歩いてみて片麻痺がどのようなものか感じてください」と野崎PT。実際に歩いてみると、関節の可動域が制限されるためバランスが取りにくく、とても歩きにくそうな様子です。「関節が固くなる」「筋力低下」「感覚障害」などの後遺症が残る麻痺の場合、起立・歩行ともうまく介助するには体の重心や支持基底面(立っている時に両足に囲まれた面。これが広いほど物体は安定する)を理解することが大変重要です。杖や手引きによる歩行、階段の昇降時など生活の中の様々なシーンを仮定しながらデモンストレーションを行い、その後に各班で介助する側とされる側がそれぞれの意見を出し合いながら、どう介助すればより楽に移動してもらえるか?を模索しました。

 

最後は事前に用意した「平地」「階段昇降」「スロープ(斜面)」「不整地」の4コースで、介助者がサポートを行うことでどれだけ歩行に変化があるかを体験しました。

 

参加者からは「階段の介助方法に悩んでいたのでわかりやすく教えていただき勉強になりました。」「実際に装具をつけて片麻痺の体験をして利用者がどんなに不安で怖いか感じられた。」などの感想がありました。

この経験を、ぜひ今後の実務で活かしてくださいね!


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PTによるデモンストレーション。起立介助のポイントは「良い方の足を

手前(体側)に引いておくことで上方へ上がる力が入りやすくなります」

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杖歩行の被介助者が段差を昇降する際の介助。降りる時、

介助者は斜め前にポジションを取る

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階段昇降の介助実践の様子

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