第2回介護スキルアップ研修を開催。脱!過介護で“良くなる介護”を目指す

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8月22日(水曜日)、ぼたん園1階通所フロアにて『第2回介護スキルアップ研修』を開催しました。この研修会は、現場スタッフが改めて介護技術の基本を押さえるとともに、セラピスト(療法士)とスタッフ間のコミュニケーション強化、若いスタッフが講師を担当することで人前で話すスキルを身に付けることなどを目的としています。今回のテーマは「寝返り・起き上がり」。アセスメントの視点を入れた講義と実技を行います。講師は、ぼたん園リハビリ室の上田PT(理学療法士)と、訪問看護ステーションの坂田PTが担当しました。

 

導入は「科学的介護とは」。科学的に裏付けられた介護とは、利用者の状態像ごとの標準的な心身機能の変化よりも、機能の維持・向上を図ることのできる介護のことをいいます。坂田PTは「ご利用者にとってプラスになる介護は、『脱!過介護』です。できることは自分でしてもらい、できないところを介助する。そして誰がしても同じような動作が出来る介護法の統一が大切です。日常動作は反芻して行うことで定着するもの。リハビリを兼ねて、よくなる介護を目指しましょう」と話しました。

 

次は、寝返りのポイントについてです。寝返り介助の準備動作確認のあと、3~4人ずつのグループを作り、実技を行いました。さらに参加者自身がベッドに横になり、セラピストのサポートを受けながら介助を受ける体験も。「こっちがやりやすいです」「こうですか?」。それぞれが体感し、意見を出し合いながら、より的確な寝返り介助についての学びを深めました。

 

起き上がりの基本動作の説明では、「臀部が支点、足の重みが力点、身体の体幹が作用点となる『第1のてこの原理』を使うことで体が起き上がりやすくなります」と上田PT。手のひらで体重を支える『第2のてこの原理』を使った方法などもあるそうです。介助のポイントとしては、支点はどこか?体の重い部分はどこか? どこを介助すれば効率的か?を考えながら行い、ご利用者に声掛けをしつつ、できないところだけをサポートすることが大切とのことでした。

 

最後は、起き上がり介助の練習の実践です。頭部・麻痺側上肢が少し持ち上がる程度の片麻痺患者を想定し、脇の角度や力を入れる場所、支える場所を確認しつつ介助を行いました。肩麻痺やパーキンソン病など疾患別の介助方法についても動作の注意点確認と実技を行いました。

 

次回は10月17日「立ち上がり・歩行」をテーマに開催予定です。

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                                                  寝返り介助の実戦

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                                                   筋緊張が高い全介助レベルの患者様を想定し、セラピストをモデルに

                                                   デモンストレーション。「体を軸に転がす感じで横向きに倒すと、

                                                   体重が重い方でも介助しやすいです」

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起き上がり介助にチャレンジ。

基本動作を丁寧に確認しながら行います




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