食事へのこだわり
心からお食事を
お楽しみいただくために、
安心安全はもちろん、
温かくおいしい食事をご提供できるよう
心掛けています。
クックチル・システム
クックチルとは、加熱調理した食品を急速冷却し、喫食日・時間に合わせ再加熱し、提供する調理システムです。
専用の冷蔵庫で衛生的に管理することにより、味を損なわず保存が可能な調理方法です。
お煮しめなどは、冷やして再加熱することにより、食材に味も染み美味しい食事を提供することができます。
「クックチル・システム」
の利点
あらかじめ料理が出来ているので、献立通りのお食事提供ができます。災害時、物流がストップした時には、3・4日分の食事が保管されているので食事提供が可能です。
急速冷却することで菌の増殖を抑えることにより、安全な食事提供ができます。
導入実例
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- 手順 01
- 焼いた豚肉を専用の冷却器で急速に冷やす。
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- 手順 02
- 提供当日に、再加熱しお皿に盛り付けを行う。
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- 手順 03
- 当日調理じゃなくても、美味しさを損うことなく、料理が出来上がり。
食事の大切さ
私たち、みゆきの里では
食を重要と考えています。
人間の身体は食べたものからできています。
私たちは生きるため、毎日食事をしていますが、
食事には薬と同じように病気からの回復を
後押ししてくれる力があります。
これを医食同源と言い、
食により「心・身体・魂」を健やかにする
取り組みも推進しています。
低栄養状態が招く健康被害
低栄養状態になると疲れやすくなるので身体をあまり動かさなくなります。
それによってさらに筋力が低下したり、食欲がわかずに食べる量が減ったりします。
低栄養の悪循環は図のようにどこからでも始まりお互いに悪循環を与え合っています。
このような悪循環に陥らないために栄養面からの改善を考えるときにはまず食事を見直して、
食べる量や回数、栄養素のバランスに気を配る事が大切です。
さらに、低栄養状態が長期にわたると「フレイル」「サルコペニア」「ロコモティブシンドロール」と呼ばれる
身体機能低下の引き金になることがあります。
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- フレイル
- 疲れやすい、歩きにくい等。
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- サルコペニア
- 筋肉量減少、筋力低下等。
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- ロコモティブシンドロール
- 変形性膝関節症O、骨粗しょう症等。
栄養改善プログラム
介護付き有料老人ホーム 和らくではご利用者全員の昼食時・おやつ時に職員が食事の摂取量等を観察し
必要時にご家族やケアマネージャーに情報提供を行っています。
栄養面での 支援が特に必要だと判断した方に対しては、
看護師や管理栄養士が追加プログラムとして栄養改善のお手伝いを実施しています。
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- MNA
- 簡易栄養状態評価表を用いてアセスメントします。
- 食事形態
- ご利用者の状態に合わせた、食事形態を提供致します。
- 榮養補助食品
- プログラム開始後嗜好を確認しながら提供します。
- 業養指導
- 管理栄養士がメニューの紹介や食生活のアドバイスをします。
栄養プログラム導入後の変化
事例 : Aさん 80代 要介護I(週5回利用)
【悩み事】
食欲が低下し、2か月の間で体重が3kg落ちました。
夏前の食欲低下はとても心配です。(ご家族より)
【プログラム導入後の変化】
開始時40.4kg、翌月には+2kg。
6ヶ月後には、45.3kgと約5㎏の体重増加が見られました。
「食欲が出て、夕食は完食しています」(ご家族より)その他のみゆきの里の取り組み
週に一度
「いのちを支えるスープ」を
ご提供「いのちを支えるスープ」とは、料理研究家の辰巳芳子先生が、
ご自身のお父様の介護の中で培われ生まれたスープです。
みゆきの里栄養課職員は、このスープを作るために講習会を受け、ご利用者様に提供しています。
旬の野菜・食材を使い、日本の季節に合ったスープをお作りします!-
山本総料理長の出汁チェック
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揚げ茄子の味噌汁
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小松菜とアサリのポタージュ
健康ファーム事業
栽培された採れたて
野菜をお料理に健康ファームとはみゆきの里が運営する、独自の農業生産事業です。
みゆきの里に隣接する畑や、阿蘇の豊かな自然の中で野菜の栽培を行ったり、
癒しのリハビリができる場としてガーデン作りなどを行っております。
そこで栽培されたお野菜を、みゆきの里のお料理に日々使用しています。
利用者様に栄養改善プログラムを導入すると、
栄養状態が回復するにつれ、徐々に体重の増加がみられるようになり、
お話に活気が見られるようになります。
「最近は味に敏感になった!」「美味しかった!」「感謝です」と
ご感想を頂いたり、笑顔が増え、昔のお話しもよくしてくださるようになり、
私もお会いするのが楽しみです。