目次
- 全身に好影響!“噛む”事でできる●●予防⁉
- 1日3回!お口の健康アップ!
- 夏本番!乾燥から口を守る3つのポイント
- まとめ
今年も暑い夏がやってまいりました。地球温暖化もあり平均気温が上昇したと感じ、猛暑日が多くなっている昨今です。この厳しい夏を乗り切る為には、日頃からの健康づくり・予防が大切となります。
介護老人保健施設ぼたん園では、利用者の健康維持及び増進をめざし、疾病罹患・身体機能低下の予防に取り組んでおります。その一つに今回のテーマとなります口腔ケアがあります。当園では2名の歯科衛生士を配置しており、また定期的な歯科検診や治療に関しては伊藤歯科口腔外科病院の歯科医師と連携をしております。
全身に好影響!“噛む”事でできる●●予防⁉
高齢者の口の中を清潔に保つことは、歯の維持だけではなく全身に好影響をもたらすといわれておりますので、いつまでも「いきいき」と人生を謳歌し健康的な生活を維持するためにとても重要となります。特に“噛む”ことが重要です。よく噛むことで脳の血流が増え、脳神経細胞の働きが活発になりますので、認知症予防にもつながります。
1日3回!お口の健康アップ!
高齢者の口腔ケアの基本は、細菌を除去することです。最低でも1日3回は歯を磨きましょう。細菌がもっとも多くなる起床時に歯を磨くことで細菌の増殖を抑えることができます。よって、食後だけではなく、そのタイミングでしっかりケアする事が必要となります。高齢の方の場合、歯や歯茎が弱くなっていることがあるので、軟らかめの歯ブラシを用いて、小刻みに丁寧にブラッシングをしてください。入れ歯の場合は外して洗浄してください。入れ歯用歯ブラシは洗浄力が高いので積極的に利用しましょう。その他、歯間ブラシや粘膜用ブラシ、舌ブラシを使用すればさらに洗浄効果が高くなります。
夏本番!乾燥から口を守る3つのポイント
これから夏本番を迎えると発汗や脱水により唾液分泌が減少し、水分不足から口の乾燥がすすみますので、次のポイントに注意した行動をしていただければと思います。①こまめに水分補給、②うがいの回数を増やす、③室内の温度・湿度に気をつけるなどです。
まとめ
お口の健康は栄養面の問題解決だけではなく、疾病の予防、認知機能の維持、表情がよくなることでコミュニケーション能力向上など、健康増進と社会性の維持や精神衛生の向上につながります。暑い日が続くと体力低下や免疫力が低下し、様々な健康の問題がでてきます。水分補給をしっかりと行い脱水や熱中症を予防し、この夏は健康増進を目指して口腔ケアに心掛けてみてはいかがでしょうか。