HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

セルフケア

あなたの座っている姿勢 だいじょうぶ? 姿勢を見直して 自分の健康を大切 にしてみませんか。

目次

  • はじめに ~姿勢について~ 
  • 座るときの不良姿勢 から起こる怖いからだの不調
  • どんな姿勢が良い姿勢?
  • 姿勢が悪くなるとどんなことが起きるか
  • 座るときの不良姿勢から出る症状
  • 自分を守る解決策
  • まとめ

はじめに ~姿勢について~ 

みなさんは自分の座っている姿勢を気にしたことがありますか?

ほとんどの方が気にされたことがあるのではないでしょうか。

 

座るときの不良姿勢 から起こる怖いからだの不調

現代、コンピューターやインターネットの普及、製造業からサービス業へのシフト、テレワークの普及などによってデスクワーク増加し、パソコン作業がメインとなってきています。 高さの合わない机で足を組んで仕事をしていたり、顎に肘をついていたり、お尻を突き出して座る姿勢を長時間続けていませんか。 また、スマホの登場により、空いた時間があると長時間スマホを観ていませんか。絶えずスマホを見ている、小さな画面を見ながらゲームをしているなど姿勢が悪くなる要因が増加していると言われています。

どんな姿勢が良い姿勢?

良い姿勢とは、楽な姿勢が良い姿勢とは限りません。

全身のアライメントが整っており、

身体の負担がもっとも少なく、より少ないエネルギーで効率的に保てるものです。

 

不良姿勢とは、アライメントが乱れて、全身に負担をかけてしまい、

エネルギーを浪費してしまうのが悪い姿勢です。

 

姿勢は骨格、筋肉、筋膜、神経系などによって保たれており、

なかでも生活習慣に影響を受けやすいのは筋肉です。

現代では家事労働や肉体労働が減って筋肉を使って動く機会が少なくなり、

座って前傾姿勢でパソコンやスマートフォンなど使う時間が長くなりました。

筋肉が弱くなって伸び、硬く短くなりことで姿勢が崩れ、ある一定方向につねに力がかかりやすくなり、

その人の限界を超えると症状が出ると考えられています。

 

姿勢が悪くなるとどんなことが起きるか

大人では約5㎏の頭と約8㎏の両腕を肩回りの筋肉で支えないといけません。

繰り返しの単調な労働が肩や腰の局所的な疲労を蓄積させ(運動と睡眠、栄養不足も関与)

筋群の緊張によって循環障害(血行不良)が生じます。

座位姿勢をしばらく続けるためには、下肢の筋群の活動も必要になります。楽な姿勢を求めることになり、抗重力筋をあまり使わず、重心線を支持基底の中心に近づけるために、猫背で顎が前に出る姿勢となり、全身に負担をかけてしまいます。また、1976年スウェーデンの整形外科医師ナッケムソンにより、立っているほうが座っているときのほうが腰の椎間板にかかる圧力がかかっていると報告されています。(医師が教えるゼロポジション座りより)

(ナッケムソンによる姿勢と腰の椎間板への負担の関係より)

 

座るときの不良姿勢から出る症状

眼精疲労、頭痛、顎関節症

頚部の痛み、硬直した胸部と肩(肩こり)、腰痛

硬い股関節、膝痛

体重増加、呼吸の妨げ、しびれやむくみ、疲れやすさ

自分を守る解決策

・座る姿勢を意識して座る習慣を身につける(筋肉を正しい位置へ再教育)

・Choco体操(首・肩・体幹・骨盤・足首・膝の屈伸・踵挙げ)

・30分から1時間に一度はトイレに行く、水分をとるなど歩行する機会を増やす

・自分の身体にあった机と椅子、パソコンの高さ調整

まとめ

今日、現代社会おいてパソコンやスマートフォンの普及により生活習慣の変化している。そのため、座りすぎや座るときの不良姿勢による頭痛や頸・腰・膝の痛みなどからだの不調を来していると報告されている。今回は姿勢に対する意識や取り組みにより、心身の不調に対する改善や予防につながると思いますので、是非取り組んでみてください。