HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

セルフケア

楽しく快適に運動するためのアロマテラピー活用法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

健康のために運動しなきゃ…」とは思うけれど、
久しぶりに体を動かすと、すぐに筋肉痛に…。

きついことは続かないし、かといって何もしないのも気になる・・。

そんな堂々巡り、ありませんか?

 

今日は、そのような方にこそおすすめしたい
楽しく快適に運動するためのアロマテラピー活用法”をご紹介します。

 

アロマテラピーとは?

 

 

アロマテラピーとは、「アロマ=芳香、テラピー=療法」と訳されます。

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)では
アロマテラピーとは、植物精油や植物油、ハーブウォーターなどを用いた健康管理法および療法

と定義されています。

そして「精油とは、芳香植物が持つ香りの成分の集まり(芳香分子の集合体)」なのです。

※ただの液体に見える精油の瓶の中には何百種類もの天然の精油成分が含まれています。

 

それらの、植物のもつ香り成分(芳香分子)を味方につけることで、
心や身体のバランスを整える健康サポートができるのです。

 

運動をより楽しく取り組むアロマテラピー法

 

さて、では本題に戻りまして、

さっそく運動場面に活用できるアロマテラピー法を3つご紹介したいと思います。

 

【爽快感のある呼吸に】スーッと香って、モチベーションアップ!

 

アロマ=リラックス」のイメージが強いですが、
実は、スーッと爽快感をもたらす香りもあるんです。

おすすめの精油は「ユーカリ・ラディアタ」。
含まれる精油の成分「1,8シネオール」は、スーッとした香りが特徴で鼻の通りをすっきりさせてくれます。

例えば…

  • ティッシュに1〜2滴垂らして、運動シャツの胸ポケットに
  • マスクの外側につけて、運動中に香りを吸入

呼吸に合わせて香りがすーっと入ってくると、
脳内リフレッシュ&前向きな気持ちで、運動へのモチベーションもアップしますよ。

 

【快適な汗対策】汗のあとも爽快!アロマタオルでリフレッシュ

 

 

運動後の汗対策におすすめなのが、「アロマタオル」。

作り方はとっても簡単:

①水に「アロマ入浴剤」をよく混ぜる

おすすめアロマ入浴剤:モルファン

②①にタオルを浸し、しぼって首からぶら下げるだけ

 

アロマタオルで汗を拭くたびに心地よい香りが広がり
汗のにおいを気にせず、気持ちよく運動が続けられます。

このちょっとした一瞬一瞬の香りのリフレッシュが、
「もう少し動こうかな」につながるんです。

 

このアロマテラピー法は、

運動時に限らず家事の合間や外出時など、日常の動き回るシーンにもおすすめです。

 

【運動後の筋肉痛に】筋肉痛をやわらげる精油のちから

 

 

「運動後の筋肉痛が怖くて動けない…」
そんなときは、筋肉のケアに役立つ精油を活用することも可能です。

 

筋肉弛緩作用(筋肉のこわばりをゆるめる

抗炎症作用(筋肉の炎症をやわらげる)

血液循環を促す精油

運動後に、これらの精油を植物油にブレンドしてマッサージすることで、
筋肉痛の予防や回復をサポートできます。

 

これらの精油成分を意識したアロマブレンドオイルレシピ例はこちら⇩

・ローズマリー・カンファー 1滴
・レモングラス 1滴
・ジュニパー 1滴
・オレンジ・スイート 1滴
ファーナスオイル 20ml(1%濃度)

1日に3~4時間に一回全身または筋肉の張りが気になる部分に塗布してください。

※初めての方向けに1%濃度という薄めのレシピとなっております。

活用に慣れてくると活用方法に合わせて3~7%濃度など濃度を上げて活用が可能となります。

 

実際にやってみた!アロマと一緒の「ジム初体験」

 

 

みゆきの里には「和らく」という有料老人ホームの1階に、地域の方も利用できるフィットネスジムがあります。

専門資格を持つ職員さんが個別性に合わせてご指導くださり運動方法を教えてくれます。

和楽についてはこちら⇩

介護付き有料老人ホーム和らく|熊本市の安心・快適な有料老人ホーム|みゆきの里

 

私も人生で初めて「ジム」という場所に行ってみました。

 

 

筋肉のバランスなどを測定して、まずは有酸素運動から。とご指導いただき自転車漕ぎ運動や歩行運動へ。

 

さっそくマスクに精油をつけて、鼻からスーッとした香りを吸入しながら自転車こぎや歩行運動を実施します。

脳内もすっきりした状態で、背筋も伸びてすいすいと自転車をこぐことができます。

歩行運動も同様で、清々しい香りが、楽しく前向きに運動に取り組む気持ちをサポートしてくれました。

 

そして徐々に筋肉を鍛える無酸素運動へ。

 

丁寧にご指導いただきながら運動を進めている時に途中気づきました。

 

「あ!!!明日は筋肉痛が出てはいけない仕事が入っているのでした!!」

 

 

翌日には体幹や両腕を使う仕事が入っていることを思い出し、筋肉痛はなんとしても避けたい状況であることを思い出しました。

 

『これは筋肉痛予防のケアをしなければ!!!』と、帰宅後は入浴で血行を促すことを意識し、

 

入浴後に筋肉痛予防のアロマブレンドオイルを

肩回り、両腕、背中、腹部、両下肢

とほぼ全身に塗布してセルフケアしました。

 

 

おかげで、筋肉痛に苦しむことなく翌日の仕事も完遂できました。

 

 

 

運動とアロマテラピー(まとめ)

 

いかがでしたか。

アロマテラピーはリラックスだけではなく、精油の成分の特徴を上手に活用することで、このように日々のちょっとした日常のケアに活用できます。

運動とアロマテラピーの実践において、様々な活用法がありますので、運動前・中・後のアロマテラピーで何か気になることがございましたら、

みゆきカレッジホームページ「お問い合わせ」よりお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

また、今回は運動に活用できる精油成分についてのご紹介でしたが、

運動以外にも、眠りやリラックス、ストレス緩和、感染症予防など

日常の様々な場面に活用することができるアロマの知識を系統立ててお伝えしているのが

NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザーコースです。

精油の基礎知識、精油成分の特徴を学ぶことで、様々な場面に応用が効くようになる、とてもおすすめの講座です。

  • 次回開講:9月(平日コース)、10月(土曜コース)

ご興味のあられる方はぜひご覧ください。

 

NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザーコース(医療従事者向け) | みゆきカレッジ

 

今回のジムの様子の写真はみゆきの里「フィットネススタジオ和楽」で撮影したものです。

運動指導も楽しく実施してくださいます。

日常に運動を取り入れたいという方はぜひいかがでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
津々見 知里

津々見 知里(つつみ ちさと)

現職:みゆきカレッジ講師

臨床看護師歴14年。大学病院にて、集中治療室、緩和ケア、心臓血管外科、循環器内科などを経験。看護師として、また2児の母として、自分を労りながら日々を過ごすことで、目の前の方にも余裕を持って接することができることを痛感。大切な日々の生活を少しでも健やかに、心身ともに緩ませながら過ごせるツールとしてアロマを活用する様々な方法をお伝えします。

資格

看護師、保健師、NARD JAPAN認定アロマ・インストラクター