HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

超高齢時代をどう生きるか~あなたに届けるキーワード~

第34回 心は歳を取らない

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近ごろ、よく思うのです。心は歳を取らないのじゃないかと。

幼稚園の時と、今を比べて身体も経験も全く違うけど、心は変わっていないなあと。

幼稚園以来、文字を覚え、常識を叩き込まれて、世間並の欲望とか、執着とか、世間体とかを考えるようになりました。

その後、いろいろあって、世間体や執着が邪魔だなあと思うことが多くあり、それらの束縛を消すことに努めるようになりました。そのことは、ある意味、教育を受ける前の幼児の気持ち、色付けられていない状態に戻ることにも似ています。

その時、思うのです。幼児の時と今と心は同じなのではないかと。

時間が物質と物質との変化の相関関係を示すものならば、物質の無いところには時間もあり得ないそうです。具体的な物質と関係なく、この世の全ての物や人に同じく適用されて過去から未来に伸びていく独自に動く絶対時間など無いようです。

 

 

「心」とは

 

 

 もし、人間が物質としての動物的身体と魂との結合だとすれば、時間は動物的身体に関するもので、物質でない魂には時間は関係ないはずです。私達の心は、目の前の物体を見てその物体のことを考えると同時に、遠く宇宙を想うことも出来ます。想い出は色褪せないと言われますが、想い出も今の働きとして現れるのですね。魂(心)は常に今働いていることが全てなのでしょう。

 

 

まとめ

 

かつてパットン将軍は、初めて訪れた古戦場で、誰がどのような戦術で戦ったかも前世の記憶として語ったと言われますが、それも想い出の一つでしょうか。無限の魂(心)が有限の肉体に縛られるはずはありません。魂の想い出が複数の肉体上に現れることは十分にあり得るのでしょう。

すると、心(魂)は歳を取るようなものではなく、常に今を永遠に働くものなのでしょうね。この変わらぬ心(魂)が起点となって、老いていく肉体を認識するわけですけれど、心(魂)の方が本体ならば、肉体の老化など気にする必要はないかもしれません。

 

(初出:ぎょうせい月刊「税」2026年3月号)

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猿渡 知之

猿渡 知之(さるわたり ともゆき)

大正大学地域構想研究所 客員教授

経歴

1961年 熊本県出身
1985年 東京大学法学部卒業後、旧自治省(現総務省)入省
2020年 総務省退職後、株式会社日本経済研究所理事を経て、東日本電信電話株式会社特別参与(現在)

総務省での主な地域政策業務歴

自治政策課理事官・企画官(2001年4月~2003年8月)
高度通信網振興課長(2009年4月~2011年3月)
地域政策課長(2012年4月~2015年7月)
地方創生・地域情報化等の担当審議官(2015年7月~2018年7月)

自治体での勤務歴

京都府総務部長・副知事(2003年8月~2009年3月)をはじめ、青森県庁、栃木県庁、千葉県庁、大阪府庁において勤務

主な著書

「超高齢時代を乗り切る地域政策~地域政策構想技術リスキリングノート~」(大正大学出版会2023年)
「超高齢時代を乗り切る地域再生の処方箋」(ぎょうせい2022年)
「自治体の情報システムとセキュリティ」(学陽書房2019年)
「公的個人認証のすべて(共著)」(ぎょうせい2003年)