前回は、ストレッチの目的や効果についてご説明いたしました。
前回記事はこちら⇒⇒ストレッチングと柔軟体操について⇐⇐⇐⇐
今回は、ストレッチの種類と実施する時のポイント、注意点などを解説していきます。
ストレッチの種類について
ストレッチは大きく分けて2種類のやり方があります。
スタティックストレッチ(静的ストレッチ)
反動や弾みをつけずに、ゆっくりと筋肉を伸ばし、伸張した状態を維持するやり方です。
ゆっくり伸ばすことで、柔軟性を高めることができ、筋肉の疲労回復やこわばり等の解消、筋肉痛の軽減に効果的です。
また、筋肉に余計な負荷や緊張を与えないため、就寝前や運動後の実施が最も適しています。
ふくらはぎ |
ハムストリング(足の裏側) |
内転筋(足の内側) |
大殿筋(お尻) |
三角筋(肩) |
三角筋(首~肩) |
上腕三頭筋(腕の裏側) |
広背筋(背中) |
ポイント・注意点
・15秒~30秒程度ゆっくり伸ばす。
・呼吸を止めずに、伸ばしている時は息を吐く。
・体が温まっている時が効果的。(運動後や入浴後がおすすめ)
・反動をつけずに行う。
・痛みを我慢しない。(気持ちがいいと感じる程度で)
ダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)
身体を動かしながら行い、反動を付けながら行うことで筋肉を柔らかくするやり方です。
動かしながら行うことで、身体が温まり、筋肉の弾力性や関節可動域を上げることが出来ます。
運動前のストレッチとして行うのが効果的です。
一例として、ラジオ体操や軽いスクワットなどがあります。
ポイント・注意点
・息が上がり過ぎないようにする。
・徐々に動きを大きく。(急に大きく動かすと怪我のリスクが高くなる)
・身体の柔軟性に合わせて行う。
・痛みがある場合は無理のない範囲で行う。
まとめ
ストレッチは、日常生活に取り入れやすい運動です。
運動後や入浴後は静的ストレッチ、起床後や運動前や動的ストレッチなど、場面に合わせてストレッチの種類も変えて行いましょう。