HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

セルフケア

夏を涼しく!心地よく!ケモタイプ精油の活用法♪

 

 

 

 

 

 

「暑い~。」

「もう動けない。」

「これ以上動きたくない。」

 

 

夏の暑さの中、日中活動するだけでも、かなりの体力を消耗しますよね。

 

今回は、『少しでも涼しく心地よく過ごす』ための、

ケモタイプ精油ハーブウォーターの活用についてお伝えします。

 

 

 

1:一番手軽にできるハーブウォーターの活用

 

 

 

 

ハーブウォーターとは『芳香植物を蒸留した際にできる水溶液』のものです。

 

“弱酸性”で子供から高齢者まで活用しやすく、

精油成分は0.0006~0.55%とごく微量なのでお肌にも優しいですよ。

 

夏場に活用するハーブウォーターとしては、

ペパーミントウォーター」が特におすすめです。

肌の火照りを和らげてくれたり、ひんやり感を感じさせてくれます。

 

\活用の仕方は簡単!/

 

「ペパーミントハーブウォーター」にタオルやハンカチを浸すだけ。

 

 

 

「ペパーミントウォーター」に浸したタオルを首回りにかければ、

首元からほのかに「ペパーミント」のさわやかな香りとともに、

ひんやりと清涼感を感じられますよ。

 

<活用の際の注意点>

ただし、敏感肌の方や3歳未満のお子様には、お肌への刺激が強いと感じる場合もありますので、

その際は、エアーフレッシュナーとして空間に向けたスプレーなどとしてご活用ください。

 

 

2:簡単!水や湯舟にいれるだけ!「ハーブバス」の活用

 

 

 

プラナロム製品には「ハーブバス」が3種類あります。

① ラベンダーハーブバス

②  ぺパーミントハーブバス

③  ローズマリーハーブバス

 

 

夏の暑さを少しでも涼しく感じたいときには、

「ペパーミントハーブバス」で足浴や手浴、入浴時などに活用すると、

涼しさを感じさせる爽やかな香りが、気分を爽快にさせてくれます。

 

 

 

活用例:にハーブバス

水の中で、ペパーミントハーブバスを入れて足浴や手浴などの部分浴をすると、

手先や足先にしばらく涼感が残ります。

 

活用例:湯舟にハーブバス

浴槽の中で揉むと、「スーッ」とした香りが鼻に入り、

湯舟に身を委ねてのリラックスした気分の中で爽快感も味わえますよ。

 

 

 

 

夏場の高温多湿に気分が憂鬱なときや、

屋外作業の前後にこれらのハーブバス入浴で心身共にリフレッシュさせるのは、いかがでしょうか。

ぜひお試しください。

 

3:手作りで本格的に!「アロマジェル」の活用

 

 

夏場を乗り切る強い味方「ペパーミント」。

「ペパーミント」には「ℓ―メントール」という芳香分子(香りの成分)が含まれています。

 

この芳香分子の特徴の一つとして、

局所の冷却感や清涼感を感じさせる特徴を持っているので、

夏場の暑い時期に、特にお勧めしたい精油の一つです。

 

★活用する精油瓶の中に本当に「ℓ-メントール」が含まれているのかを確かめたいときには、

精油瓶と一緒に添付される「成分分析表」で確認することができます。

 

 

 

精油瓶のラベルと一緒に添付されてくる「ロット番号が同じ成分分析表」で、

●精油成分の種類や含まれている割合、

●農薬残残留していないか、屈折率などから混入物がないか

などを確認することができます。

 

今回、涼しく癒されながら夏を乗り切るレシピとして、

以下のアロマジェルレシピをご提案したいと思います。

 

 

【涼しく癒しのアロマジェル:2%濃度】

・ペパーミント2滴

・レモングラス2滴

・ケンソージェルナチュレ10ℊ

 

なぜ、このケモタイプ精油を選んだのか。

 

①「冷却感や清涼感に」

「ペパーミント」の芳香分子成分『ℓ―メントール』には冷却感や清涼感を感じさせる特徴があります。

 

②「蚊を寄せ付けにくくする」

「レモングラス」の芳香分子成分『ネラール』や『ゲラ二アール』には、「昆虫忌避作用」といって、

 主に蚊を寄せ付けないような作用があります。

 

③「痒みを緩和させる」

ネラール』や『ゲラニオール』は「抗ヒスタミン作用」も併せもつことから、

 虫にさされたとしてもその痒みを緩和させる作用も持つ。

 

これらのことから、

涼しく、なおかつ虫を寄せ付けずに夏を楽しむにはお勧めのジェルです

 

使用するペパーミントやレモングラスには以下の禁忌や注意点があります。

<「ペパーミント」の禁忌・注意事項>

・3歳未満の乳幼児には使用しない。

・妊婦・授乳中の産婦・神経系統の弱い患者(老人)・てんかん患者には使用しない。

・広範囲に使用しない。

・3歳以上の幼児には、長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意をして使用する。

・高血圧症の人には長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、注意をして使用する。

 

<「レモングラス」の禁忌事項>

・50%以下に希釈して使用する。

 

このように、

禁忌な場合と注意が必要な精油でもありますので、

お子様や、妊産婦、敏感肌の方へは別のレシピをご提案いたします。

 

4:3歳以上の子供や妊産婦、敏感肌の方へのアロマジェルレシピ(0.5%濃度)

(上記のような方にはより低濃度で刺激の少ない精油を選びます)

 

・ユーカリ・ラディアタ1滴

・オレンジ・スイート1滴

・ケンソージェルナチュレ20ℊ

 

刺激が少ないよう0.5%濃度のレシピとしています。

 

 

①「スカッと気分を爽やかに」

「ユーカリ・ラディアタ」の「1、8シネオール」という成分が

「スーッ」と鼻に通るような香りが特徴でスカッと気分を爽やかにしてくれます。

 

②爽やかでフルーティな定番の香り

「オレンジ・スイート」の香りはミカンそのもので、

子供から大人まで万人に愛される爽やかでフルーティな定番の香りです。

 

③まるで「みかんソーダ」

「ユーカリ・ラディアタ」の1,8シネオールと、

「オレンジ・スイート」のさわやかフルーティな香りが合わさって、

まるで「みかんソーダ」のような爽やかリフレッシュな香りになります。

 

④眠りに導く

また、「ユーカリ・ラディアタ」には『α―テルピネオール』という芳香分子も含まれており、

眠りを誘う特徴を持っています。

 

●夜、子供が暑がって、なかなか寝付かない時。

●大人の方でも寝苦しい夜などに。

 

首筋や首の後ろ、肩回り、腕などに塗布することで、

ひんやり感と爽やかな香りと誘眠作用で、

夏の心地よい眠りをサポートしてくれるかもしれません。

 

≪皮膚に使用する際の注意点≫

※使用前には、パッチテストをしてください。

 二の腕の内側に塗布して20分程度様子をみて、

 赤みや痒み、湿疹など肌に異常がないことを確認してからご使用ください。

※お肌に異常が認められた際は、速やかに石鹸で洗い流し、直ちにご使用をおやめください。

 

 

5:まとめ

 

このように、ひと夏でもたくさんの楽しみ方がある「ケモタイプアロマテラピー」

ぜひぜひ、身近に置いて体感されてみてはいかがでしょうか。

 

 

医療機関に併設されているアロマスクール「みゆきカレッジ」には、

NARD JAPAN認定アロマ・インストラクターや

NARD JAPAN認定アロマ・トレーナーなどの有資格者がおります。

日々の健康管理に活用できるアロマテラピーのご相談はお気軽にお問合せください。

 

【テノモスオンラインショップ】https://www.tenomos.com/

【みゆきカレッジホームページ】https://miyukinosato.or.jp/college/

 

 

 

津々見 知里

津々見 知里(つつみ ちさと)

現職:みゆきカレッジ講師

臨床看護師歴14年。大学病院にて、集中治療室、緩和ケア、心臓血管外科、循環器内科などを経験。看護師として、また2児の母として、自分を労りながら日々を過ごすことで、目の前の方にも余裕を持って接することができることを痛感。大切な日々の生活を少しでも健やかに、心身ともに緩ませながら過ごせるツールとしてアロマを活用する様々な方法をお伝えします。

資格

看護師、保健師、NARD JAPAN認定アロマ・インストラクター