連日、厳しい暑さが続いています。夏バテしていませんか?
コロナに熱中症も、、、身体を脅かすリスクが高まっている今こそ、日常の生活習慣を見直して出来るセルフケアから始めませんか?
栄養バランスのとれた食事が摂れていますか? 胃腸が弱っていませんか?
とくに一日の始まりである朝食は、身体のリズムをととのえ体温を上げるなどの重要な役割を果たしています。また、暑いとついのど越しのよいものばかりをとってしまい、必要な栄養素が不足しがち。バランスのよい食事を心がけましょう。
そして、冷たい飲み物・食べ物の摂りすぎは要注意です。
東洋医学では、 “脾胃(ひ・い)”とよばれる消化器系(胃腸)のはたらきを弱らせると考えられ、食欲不振や消化不良を引き起こします。結果、栄養不足となり、体がだるいなど夏バテ症状につながってしまいます。
鏡の前で「アッカンベー」と舌を出してみて下さい。
もしも、次のようなサインがみられたら、胃腸が弱っている証拠です。
そんな時は、以前ご紹介した“足三里(あしさんり)”のツボの他、みぞおちとおへその真ん中に位置する“中脘(ちゅうかん)”を心地よい圧で指圧してみましょう。
湯船につかって、入浴していますか?
暑いとついシャワーだけになりがち。ぬるめのお湯につかり、じんわり発汗させることも大切です。エアコンのきいた環境に長くいると、身体が冷えて血行不良を起こしていることもあります。
せっかくなら、アロマバスで好きな香りに包まれ、心までリラックスするのも良いですね。
質のよい睡眠がとれていますか?
「寝る前にスマホをみていたら、こんな時間になっていた!」ということはありませんか? 良質な睡眠で脳と身体の疲労を回復させ、翌日に持ち越さないことが肝要です。
なかなか眠れない時は、かかとの真ん中にある“失眠(しつみん)”頭のてっぺんにある“百会(ひゃくえ)”のツボ指圧を試してみましょう。息を深く吐きながら、5秒かけてゆっくりと刺激してみて下さい。
日常の生活をちょこっと見直すことで出来る夏バテ対策、いかがでしたか?
中国には「冬病夏治(とうびょうかじ)」という考え方があります。寒い冬に悪化する病は陽気の不足が原因で起こることが多いため、一年で最も陽気が盛んになる夏のうちにケアしていこうという考え方です。
暑いからといって、身体をガンガン冷やして陽気を損なうような生活だけは避けたいですね。この夏の過ごし方が、冬を元気に過ごせるかのカギを握っています。