コロナ禍により生活環境が変わり、家で過ごす時間が増え運動不足になったり、以前と比べ食生活や睡眠に変化がありませんか?今回は、そのようなことで引きおこる生活習慣病について解説していきます。
生活習慣病とは?
生活習慣病とは、運動や食事、睡眠、喫煙、飲酒などの生活習慣が関与しており、それらが原因で起こる疾患のことを言います。
生活習慣病と呼ばれる病気は以下のようなものがあります。
・糖尿病
・肥満症
・高脂血症
・高血圧症
・心筋梗塞
・脳卒中
・肺がんなど
生活習慣病の発症を予防し、健康寿命を延伸するためには、生活習慣の改善が重要です。
生活習慣病になるリスクが高い人の傾向
【生活面】
・20代のころと比べ体重が10㎏以上増えた。
・喫煙習慣がある。
・お酒をよく飲む
・睡眠不足でストレスが溜まっている。
【食事面】
・野菜をあまり摂らず、パンやご飯などの炭水化物や脂っこい食べ物をよく食べる。
・味付けが濃い。
・間食が多い、遅い時間に食事をする。
【運動面】
・車移動が多い。
・1日ほとんど歩かない
・汗をかくような運動はほとんど行わない。
では、生活習慣病の予防策としてどのような事に気を付ければよいのか?
①運動をする
身体活動量の多い人や運動を行っている人は、不活発な人と比べ循環器疾患やがんなどの発症リスクを下げることが出来ます。
ラジオ体操やウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動やそれらと同様の身体活動(例えば、、、犬の散歩や掃除、自転車に乗る、早歩き、階段を上がるなど)を行うことが効果的です。
はじめは、1週間で60分を目標に身体を動かしてみましょう。
②食事の内容を意識する
・バランスの良い食事を行う
・食べ過ぎには注意する
・食塩摂取量に気を付け、薄味を心掛ける
・野菜や果物不足にならない
また、自分の標準体重を知ることで、より食事内容を意識することが出来ます。
【標準体重=身長(m)×身長(m)×22】
③睡眠時間を確保し、質のいい睡眠をする
睡眠不足や睡眠障害は、肥満や高血圧、糖尿病の発症や悪化する要因になることがあります。
また、睡眠の質を高めるには、出来るだけ毎日同じ時間に起き、朝日を浴びることが大切とされています。その他、就寝の2時間前に入浴や軽いストレッチを行うと、血流が良くなり、眠りやすくなります。
その他、禁煙をすることや飲酒量に気を付けることで生活習慣病の予防・改善に期待が出来ます。
現在の生活に少しずつ取り入れ、コロナ禍により生活習慣病のリスクが高まらないように、出来ることから取り組んでみましょう。