HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

セルフケア

女性ホルモンとアロマテラピー

 

女性が心も体も健やかに過ごす為に、ホルモンのバランスはすごく大事になってきます。

思春期の頃に初潮を迎え、妊娠や出産、そして閉経を迎える。女性は一生の間にホルモンの影響をうけながら過ごすことになります。

私達のからだの仕組みをコントロールしているのは卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)・プロゲステロン(黄体ホルモン)の2つのホルモンです

自分の体の仕組みやホルモンサイクルを知ることによってより快適に過ごすことができます。

 

 

女性ホルモンって?

 

 

エストロゲン・・・卵胞ホルモン。乳房の発達や女性らしいウエストやヒップライン、髪や肌の状態をよくする。卵胞の成熟や、子宮内膜を増加させる、血管をしなやかにする、骨を丈夫にする。自律神経にも働きかける。

主に女性らしさを作り、妊娠が成立するための体の準備を行う

プロゲステロン・・・黄体ホルモン。基礎体温を上げる。子宮内膜や乳腺を整える。

妊娠の維持に欠かせないホルモン

この2つのホルモンが月経と連動して一定の周期で分泌され増減をします。

 

※月経周期とホルモンバランス(図)

 

ホルモンのバランスの乱れとは?

 

 

エストロゲンは月経終了後から排卵にかけて多く分泌されます。

エストロゲン分泌が高潮になり、プロゲステロンが分泌開始されたサインで排卵が起こります。加齢やストレスなどによってホルモン分泌の減少や過多、サイクルの乱れなどが起きると様々な症状がおこりやすくなります

 

ホルモンバランスの乱れで起きる症状

PMS・・・月経前に起こる症状 不安、イライラ、肌荒れ、便秘、頭痛、むくみなど

生理不順

不妊

自律神経の不調・・・動悸、ほてり、多汗、腰痛、肩こり、不眠、不安など

 

ホルモンのバランスをチェックするには?

 

 

 

基礎体温を測定しましょう!起床後すぐによこになったまま測定するのがいいです

・生理開始から排卵までは低温期

・それ以外は高温期

この低温期・高温期の2つの層が分かれていない、高温層になるまえにぐっと下がる排卵日の確認ができないとホルモンバランスの乱れが起きているかもしれません

ホルモンバランスを整える方法

・睡眠をしっかりとる・・・ホルモン分泌には睡眠の質が大きくかかわります

・バランスのよい食生活をおこなう・・・タンパク質、炭水化物、良質な脂質、食物繊維、野菜、イソフラボンを含む大豆製品、骨量を保つ小魚や牛乳などの摂取

・体の巡りを整える・・・冷やさない、入浴する、運動を行い、血液やリンパの循環をよくする

アロマテラピーでホルモンケア!

・リラックスできる香りの精油で芳香浴しストレス軽減を図る

・誘眠作用がある精油・鎮静作用がある精油を眠る前に芳香させて睡眠の質を上げる

・女性ホルモン様作用(エストロゲン様作用)が期待できる精油で芳香浴、ブレンドオイルでトリートメントや皮膚塗布でホルモンケアを行う

クラリセージ精油(スクラレオール含有)、スターアニス精油・アニス精油・フェンネル精油(trans-アネトール含有)、サイプレス精油(マノオール含有)、ニアウリシネオール精油・ロックローズ精油(ビリジフロロール含有)など

・イブニングプリムローズ(月見草)油のサプリメントやハーブティーの活用

 

最後に

 

いかがでしたか?植物から抽出した精油やハーブティーの活用で、ナチュラルにホルモンバランスのケアができますよ

女性であることを楽しみながら、心地よくなってゆとりをも持って過ごしましょう!

 

岩見 ともか

岩見 ともか(いわみ ともか)

現職:みゆきの里顧問

NARD JAPANアロマトレーナー
NARD JAPANアロマセラピスト
KACリンパセラピストトレーナー
Dr.Vodderリンパ浮腫セラピスト(MLD/CDT)
松本外科内科医院リンパ浮腫外来担当

21年の臨床看護師経験あり、2010年よりナードアロマテラピースクールやサロンの運営スタート。年間1000件以上のアロマやリンパドレナージュ施術を元に、臨床に強いセラピスト育成など行っている。
病院や訪問看護ステーションなど医療・介護の分野でメディカルアロマテラピーの立ち上げ、スタッフ研修の担当など行い、医療介護における問題解決にむけたアロマテラピー普及活動を行う。
女性特有のお悩み、PMS、更年期などから、乳がん、子宮がんの方、術後の後遺症、介護、緩和ケアのアドバイスまで、ライフサイクルを支えるアロマテラピーはお任せください。