免疫とは外からの異物・病原体から身をまもるための仕組みです
免疫は自分以外の敵は排除するといった働きをしますが、その免疫が過剰に働きすぎると
アレルギー、自己免疫反応に繋がる場合もあります。
免疫の簡単な仕組み
自然免疫・・・初期の段階ですばやく反応する
マクロファージや樹状細胞、好中球が発動し異物を食べる
獲得免疫・・・自然免疫反応に続きT細胞やB細胞がメインとなってうごき、
一度体に入ったことがある病原体は強い力で排除され二度とは侵されない様にはたらく
私達の体では、自然免疫と獲得免疫が協力して動いています
自然免疫でおさまらなかったものをマクロファージが食べた病原体の情報をヘルパーT細胞に伝えT細胞やB細胞の活性リンパ球の働きが始まります
Th1細胞は細菌やウイルスに対して働きます
Th2細胞はダニやカビ、花粉などのアレルゲンに反応しB細胞を活性させアレルゲンに対する抗体を作ります
アレルギーはなぜ起きる?
免疫ではそのバランスが大事で、免疫のアンバランスが生じたときに症状がでます
Th1<Th2 のときアレルギーがでやすい
Th1>Th2 のとき自己免疫疾患がでやすい
Th1=Th2 のとき正常に働くといわれています
アロマテラピーで花粉症やアレルギーのケア
免疫のバランス調整は免疫調整作用がある精油が活用できます
免疫調整作用がある精油は酸化物類,モノテルペンアルコール類に多いです
酸化物類は抗カタル作用といって炎症が起こったとき過剰なうっ滞を排出する作用があります。また、1.8シネオールを含む精油は抗炎症作用、免疫調整作用がありスーッとする清涼感で鼻の通りも良くなりそうです
活用できる精油
〇ユーカリラディアタ フトモモ科/葉
酸化物類:抗菌・抗ウイルス作用、去痰・抗カタル作用、免疫調整作用
(抗カタル作用:鼻ずまり・鼻みず・痰など粘膜の炎症症状に良いです)
1.8シネオール 70% 抗炎症・免疫調整作用
〇ティートゥリー フトモモ科/葉
モノテルペンアルコール類:抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用、免疫調整作用
テルピネン―4-オール 35~45% 副交感神経強壮作用、鎮痛・鎮静作用、抗炎症作用
〇ラヴィンツアラ クスノキ科/葉付き小枝
1.8シネオールが多いタイプのクスノキです
酸化物類:抗菌・抗ウイルス作用、去痰・抗カタル作用、免疫調整作用
1.8シネオール45~65% 抗炎症作用・免疫調整作用
ホームケア活用法
マスクアロマ マスク装着時に1滴落として着用する
蒸気吸入 お湯に1滴落とし目を瞑って2分間、喉鼻に通す
経皮吸収 中性ジェル5gに3滴混ぜ込み胸骨上に塗布する
まとめ
アレルギーの薬を服薬すると眠気が強い、症状で体力を消耗した感じがするときは特におススメです
植物のエネルギーを頂き、自然の植物の香りをたのしみながら不快な症状へアプローチすることができます。花粉もとんで症状が出やすい時期になってきましたので早くから、手を打つことで解消しやすいです
また蓄積された老廃物の排泄を高めるためのリンパドレナージュも定期的なケアとしておススメですよ