今回は、目の痒み、鼻やのどの奥など、デリケートな部分の痒みについて解消法をご紹介します。
最近、外来やサロンで、お悩みを抱えて駆け込んでこられる方のお悩みで聞くのが
声が枯れてでない、腫れぼったくグジュグジュとなる、目が腫れて開かない、作業効率が落ちて仕事にならない。。。ひどい方は花粉症やアレルギー症状でお仕事を中断せざる得なくなったという方もいらっしゃいました。
季節の変わり目も心地よくスッキリ過ごすためのケア法についてご紹介します。
初心者でも簡単!お顔にも鼻のどにも使える優しいアロマテラピーハーブウォーター編
ハーブウォーターは精油を蒸留するときに一緒にできる弱酸性のハーブ水です。
ほとんどの成分がお水で、0.0005~0.55%のわずかな芳香分子を含みます。
弱酸性や微量の成分で抗菌作用と肌へのやさしさがあり、
デリケートな目の周りや粘膜にも安心して活用することが出来ます。
イネ科/全草 ph:4.1~4.7
ゲラニアール、ネラール、ゲラニオール、リナロール等
優しいマイルドなレモンのような香り
抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用が期待できる
抗ヒスタミン作用でアレルギー性のお肌の痒みを和らげる
フトモモ科/葉付き小枝 ph:3.9~4.6
テルピネン-4-オール、α-テルピネオール、1.8シネオール
野性的なティーートリーのスッキリした香り
MRSA、カンジダ菌の抑制に効果的
免疫調整作用があり、感染症予防や傷口の消毒にも使用される
キク科/花 ph:4.3~5.1
ビサボロールオキシドA、ビサボロールオキシドB、メチルアンゲリシン、ビサボレンオキシド
優しくふんわりとしたカモミールティーの香り
カンジダ菌の繁殖予防、抗菌、抗ウイルス作用がある
抗炎症作用がありお肌の痒みや発疹、発赤、掻痒感などに良い。キク科アレルギーがあるかたには注意する必要がある
使い方
ハーブウォーターは希釈したりせずにそのまま肌や髪などにお使いいただけるのがいいところです。
一般的に化粧水として販売されています弱酸性のお水です。
- 目を閉じて目の周りやお顔を中心にそのままスプレー
- コットンに浸しアイパックする
- うがい水に5~10ml入れて含嗽に使用する
最後に
お顔や目、鼻の周りのスッキリ感、爽快感が得られるという声が多いです
炎症反応が強いところ、粘液分泌が多いところ、後鼻漏などで不快感が強いときは
心地よくなります
ハーブウォーターは品質と保存状態が大事です
冷所保管し、開封したら3ヶ月以内で使いきるのがよいでしょう
使用前にパッチテストをおこなってくださいね!
それを守れば、高齢者にも乳幼児にもそのまま使えて優しく安心のケアができます
参考文献:ハイドロゾル次世代のアロマテラピー スーザン・カティ著
川口健夫川口香世子訳 フレグランスジャーナル社