暑いから半袖ですごしていたら、急に冷えてクローゼットから厚めの洋服を引っ張り出す。
他県の研修から戻ると熊本は激しい寒さ、数日後にはエアコンをつける状況。
健康管理には割と普段から対応しているつもりの私も、疲れがたまりやすい時期だと感じています。
寒暖差は体にとって大きなストレスとなり、自律神経のバランスを大きく乱す要因の一つです。
寒暖差によって自律神経のバランスが崩れるメカニズム
私たちの体は、暑さや寒さといった外部の環境変化に対応するために、自律神経が常に働いています。急激な温度変化が起こると、自律神経は体温を一定に保とうと過剰に働き、エネルギーを消耗します。この状態が続くと、自律神経の調整機能が疲弊し、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうのです。
自律神経のバランスが崩れると起こりやすい症状
倦怠感、疲労感
肩や首のこり
頭痛
めまい
食欲不振
便秘や下痢
気分の落ち込み、イライラ
手足の冷え
不眠
持病の悪化
寒暖差による自律神経の乱れを調整するためのセルフケア
日常生活の中で、自律神経のバランスを整えるためのセルフケアを取り入れることが大切です。
①衣服で上手に温度調節をする
気温の変化に対応できるよう、重ね着をするのがおすすめです。
脱ぎ着しやすいカーディガンやストールなどを持ち歩きましょう。
首、手首、足首を冷やさないように意識しましょう。
室温は20~24℃、湿度は50~60%を目安に調整しましょう♪
暖房や冷房を使いすぎず、加湿器やサーキュレーターを併用するのも効果的です。
窓を開けて換気したり、カーテンで日差しを調整したりして、急激な温度変化を避けましょう。
②入浴で体を温める
38~40℃のぬるめのお湯にゆっくりと15~20分程度浸かるのがおすすめです。
入浴は血行を促進し、副交感神経を優位にするため、リラックス効果も期待できます。
入浴後は体を冷やさないように注意しましょう。
③適度な運動を習慣にする
ウォーキングや軽いストレッチなどの有酸素運動は、血行を促進し、自律神経のバランスを整える効果があります。
朝の軽い運動は、交感神経を刺激し、体温調節機能をスムーズにするのに役立ちます。
寝る前のストレッチは、副交感神経を優位にし、リラックス効果を高めます。
④質の高い睡眠を確保する
毎日同じ時間に寝起きし、規則正しい生活リズムを保つことが重要です。
寝る前のスマートフォンやパソコンの使用は控えましょう。
寝室の環境を整え、リラックスできるような寝る前の習慣(読書、軽いストレッチ、アロマなど)を取り入れましょう。
⑤バランスの取れた食事を心がける
体を温める食材(生姜、根菜類など)や、自律神経の働きをサポートする栄養素(ビタミンB群、マグネシウムなど)を積極的に摂りましょう。
カフェインやアルコールの摂りすぎには注意しましょう。
冷たい飲み物や食べ物はなるべく避け、温かいものを摂るようにしましょう。
⑥リラックスする時間を持つ
趣味を楽しんだり、音楽を聴いたり、アロマを焚いたりするなど、自分なりのリラックス方法を見つけて実践しましょう。
深呼吸や瞑想も、副交感神経を刺激し、心身をリラックスさせるのに効果的です。
アロマテラピーで自律神経ケア
アロマテラピー入浴で体を労わろう!
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□寒さがこたえるとき、体を芯から温めよう!
シナモン精油やレモングラス精油、アカマツヨーロッパ精油、イランイラン精油が温め、緊張を解きほぐします
□ゆっくりと緊張や疲れを解きほぐそう!
ラベンダースーパー精油、レモングラス精油、マンダリン精油など
頭の思考を止め、ゆったりとなれる香りです
□忙しい日々をスカッと爽快に、リフレッシュしよう!
ユーカリグロブルス精油、カユプテ精油、アルベンシスミント精油など
森の中で深呼吸するようなかおりで、上がったあとの爽快感があります
おわりに
ストレスを溜め込まないこと、自分で調整しながら適度な休息を取り、無理のない生活を心がけましょう。
誰かに相談したり、気分転換になるような時間を持つことも大切です。
これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、寒暖差による自律神経の乱れを整え、ストレスに負けない体づくりを目指しましょう。
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