HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

セルフケア

ダイエットでアロマテラピーに期待できること

ダイエットしたい!と思いながらも、ついつい食べ過ぎてしまうと悩んでいる人も多いと思います。

食事療法・運動療法をバランスよく行っていくことがダイエットの基本ですが、実は過食の原因は脳にあり、ストレスで生じるイライラを食べて食欲で満たすことで解消しているといわれています。

ダイエットに成功するコツは、食事制限や運動に伴うストレスをうまくコントロールしていくことも一つです。

 

肥満の判定に用いられるBMI                                 

 

肥満度の判定には、国際的な標準指標であるBMIが用いられています。計算方法は以下のようになります。

 

Body Mass Index = 体重 ÷ 身長 ÷ 身長
男女ともに標準BMI=22.0

 

この数値は、統計上肥満との関連が強い糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病に最もかかりにくい数値とされています。

国が生活習慣病の予防として、40~74歳までの方を対象に「メタボリックシンドローム」に着目した特定健診を行っています。

 

続いて、ダイエットにおススメのアロマレシピをご紹介します。

 

食べたい衝動にかられイライラしたときに


レシピ

オレンジビター精油10滴+コリアンダー精油2滴+ベンゾイン精油3滴

使い方

ブレンドしたオイルを遮光性の小瓶に入れ、食事の前やイライラしたときに香りを嗅いでみましょう。

ビターな甘さが特徴のオレンジとベンゾインは、オレンジチョコを食べているような香りがします。

また、コリアンダーに含まれる「d-リナロール」は疲労に働きかけ、「ベンゾイン」は安息香の名の通りリラックスした雰囲気をつくる、ストレス緩和にも役立ちます。

 

ついつい食べてしまう夜間に


レシピ

グレープフルーツ精油8滴+ラベンダースーパー精油5滴+カルダモン精油2滴

使い方

ブレンドしたオイルをディフューザーで拡散し香りを楽しみましょう。柑橘やレモンのようなスパイシーな香りにラベンダーをブレンドすることで、夜間の食欲をおさえ眠りにつきやすくしてくれます。

 

運動前後の精油とメタボリックシンドローム


レシピ

ユーカリ・レモン精油3滴+レモングラス精油3滴+バジル精油4滴+ファーナスオイル(ココヤシ・アブラヤシからとれたオイル)10ml

使い方

ブレンドしたオイルを運動前後に腹部に塗布します。運動前には筋肉をやわらげ、エネルギーを燃焼しやすくします運動後には筋肉の調子を整えてくれます。

メタボリックシンドロームは、内なる炎症といわれています。ユーカリレモンやレモングラスは、テルペン系アルデヒド類を多く含みますので、抗炎症作用がある精油を使用することで炎症が進まないよう働きかけてくれます。レモングラスの血流促進作用や、バジル精油の鎮痙攣作用、筋弛緩作用も期待できます。

 

 

食事の消化を助けるレシピ

 


レシピ

バジル精油4滴+ペパーミント精油2滴+オレンジスイート精油4滴+ファーナスオイル(ココヤシ・アブラヤシからとれたオイル)10ml

使い方

ブレンドしたオイルをみぞおちに塗布します。ハーブと柑橘のオイルが爽やかに香ります。バジルのチャビコールメチルエーテル、ペパーミントの「l-メントン」は、消化促進作用、胆汁分泌促進作用を、オレンジスイート、「d-リモネン」にて蠕動運動(ぜんどううんどう)、促進作用を期待できます。

 

もたれやすい方、油の多いものが苦手な方にもおススメのレシピです。

 

ダイエットにも上手にアロマテラピーを取り入れてみましょう。

 

<使用上のご注意>

※療法・健康管理法としてアロマの精油を使用する際は、安全性の確認されたケモタイプ精油をおすすめしています。

※腕の内側の柔らかい所でパッチテストを行い、問題がないことを確かめてからご使用ください。使用中も赤くなる・腫れる・痒みが出る時は使用を中止してください。

※ペパーミント塗布での使用は妊産婦さん、授乳中の方、てんかんのある方、神経系の弱い方や子供さんは使用しないでください。

岩見 ともか

岩見 ともか(いわみ ともか)

現職:みゆきの里顧問

NARD JAPANアロマトレーナー
NARD JAPANアロマセラピスト
KACリンパセラピストトレーナー
Dr.Vodderリンパ浮腫セラピスト(MLD/CDT)
松本外科内科医院リンパ浮腫外来担当

21年の臨床看護師経験あり、2010年よりナードアロマテラピースクールやサロンの運営スタート。年間1000件以上のアロマやリンパドレナージュ施術を元に、臨床に強いセラピスト育成など行っている。
病院や訪問看護ステーションなど医療・介護の分野でメディカルアロマテラピーの立ち上げ、スタッフ研修の担当など行い、医療介護における問題解決にむけたアロマテラピー普及活動を行う。
女性特有のお悩み、PMS、更年期などから、乳がん、子宮がんの方、術後の後遺症、介護、緩和ケアのアドバイスまで、ライフサイクルを支えるアロマテラピーはお任せください。