10月にみゆきの里健康ファームが栽培している、南阿蘇久木野のレモングラス畑へ行って刈り取られたハーブの選別作業のお手伝いに参加してきました。
市内から1時間半程、南阿蘇方面へ車を走らせ6名で朝から参加しました。作業場には、刈り取られたレモングラスが一杯コンテナに積まれていて、私たちはハーブティーなどになるレモングラスの綺麗な葉の部分の選別をする作業を行いました。
これらは南阿蘇Tea Houseさんのお茶や、アサヒのペットボトル飲料などの商品の原料となっていきます。
もちろんみゆきの里オリジナルのレモングラスティーや、ハーブリラックスティー、ハーブパワーティーにもなっていきます。
レモングラスは8月~10月、早朝から夜間まで作業されて収穫、選別されています。
ハーブが育ち、お茶などの商品になるまでにどれだけ手間暇かかっているだろうと、作業を行うことで体感できました。尊い気持ちになりますね!
南阿蘇の山々に囲まれ広大な土地のパワー、綺麗な阿蘇の水、綺麗な空気やサンサンとした太陽の光をあびてすくすくと成長していました。
この日は、台風前の風でレモングラスがいつにないほどなびいていました。
風に揺られるレモングラスが素晴らしくて傍にかけよると、用水路近くの沼のような所に私の脚はとられてしまい白いジーンズが泥だらけになってしまいました 😥
ですが、これまた用水路のお水も澄んでいて綺麗で、とても素晴らしい環境にびっくり致しました。私たちが普段使用しているアロマテラピーの精油やハーブウォーター、お茶等もどれだけの時間や人の手が掛かって手元に届いているか?と思うと、一つ一つを、一滴一滴を大事に取り扱いたいという思いが自然に湧いてきました。今回の参加者はアロマテラピーのお仲間でしたが、皆様感動し癒されて帰ってきていました。
レモンのような香り!レモングラスについて
レモングラス精油 | |
学名:Cymbopogon citratus
分類:イネ科/多年草 原産地:東南アジア 草丈:1~1.8m程
東南アジア料理に欠かせないレモンの香りのハーブといえば、レモングラスです。 歴史は古くインドでは伝統療法のアーユルヴェーダでも感染症や発熱を抑える効果があると利用されてきました。現代でも、葉はお茶に、茎の部分は東南アジア料理に使用され、タイの「トムヤムクン」は有名で代表的な料理ですね アロマテラピーの精油はというと、 蒸留部位:根以外の全草/水蒸気蒸留法 主な産地:中国・ジャワ・グヮテマラ・インド 主要芳香性分類 テルペン系アルデヒド類:ゲラニアール 40~50% / ネラール 30~50% モノテルペンアルコール類:ゲラニオール 2~10% モノテルペン炭化水素類:リモネン 少量~10%
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ゲラニオール、ネラールを併せてシトラールといいます。どちらも芳香性分類の作用的には抗ヒスタミン作用、抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用、鎮静作用、昆虫忌避作用があり、
かんたんに言うと、
アレルギー症状を鎮めたり、かゆみを抑えたり、各種感染症予防、なだめて静める作用、蚊よけ虫よけになる作用が期待できます。むくみや・冷えがきになるかたのケアにも好まれるようですね
※シトラールは少し皮膚への刺激があるのでトラブルを避けるために希釈してお使いください。
※療法・健康管理法としてお使いになる場合は成分分析されたケモタイプ精油で安全性を確認し使用をおすすめしています
私は、小学3年生の時に同じく南阿蘇の雑貨店で200~300円で購入した乾燥レモングラスのハーブの香りに感動して、くしゃくしゃにして香っては幸せを感じて、大事に机の引き出しに閉まっていたのを思い出します。
香りによって幼い頃など過去の記憶を引き起こさせることを、プルースト現象といいますがこの香りと記憶の密接な関係によってわたしの人生も変化していったと思います。
香りで人生までが変化したという方は意外と多く、嗅覚の力を意識的に活用すると素晴らしい療法となり得ます。
ただ、個人の好みによることも多いので香害とならないように周りの方に配慮して上手にしようしていきたいものですね。
(参考文献:ケモタイプ精油辞典var.8)