HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

セルフケア

食事に関するセルフケアで悩むポイントや解決策と実践する際の注意点

目次

  • 食事に関するセルフケアの基礎知識
  • 食事に関するセルフケアで悩むポイント
  • 食事に関するセルフケアで悩んだ時の解決策
  • 食事に関するセルフケアを実践する時の注意点
  • まとめ

 

人が生きるために必要な「衣・食・住」のうち「食」である食事に関するセルフケアは、楽しく、元気に人生を生きるために身につけるべき習慣と言えます。

しかし、実際に実践しようとすると、自分自身のことだからこそ悩んだり、おろそかになったりすることもあるでしょう。

今回は食事に関するセルフケアの基礎知識、食事に関するセルフケアで悩むポイント、食事に関するセルフケアで悩んだ時の解決策、食事に関するセルフケアを実践する時の注意点についてお話します。

 

 

 

食事に関するセルフケアの基礎知識

 

 

はじめに食事に関するセルフケアの基礎知識について解説します。

 

食事に関するセルフケアとは

前提としてセルフケアとは様々な解釈がありますが、この記事においては「自分自身の心や体の健康のために、自分自身で前向きな気持ちで、自分を大切にすること」といたします。

その上で食事に関するセルフケアとは、日々の生活を健康的に過ごすために、今よりも自分自身を大切にできる食事の仕方を考えること、食事について興味を持つことと言えるでしょう。

例えば、忙しい日々の中で食事が億劫になってしまったり、食べること自体に楽しみが見出せなくなったりすることで、心や体に負担が増えてしまい、見えない疲労が蓄積され、取り返しのつかないことになってしまいがちです。

食事に関するセルフケアを意識することで、健康のために、何よりも自分自身のために食事を楽しみ、元気な日々を過ごせるようになります。

 

なぜ食事に関するセルフケアが必要とされるのか

現代においては、コンビニやスーパーなどで調理されたお弁当や惣菜などが簡単に手に入ります。パンやおにぎりも豊富ですし、食べること自体は苦労することはほぼありません。

しかし、お金を出せばご飯が食べられるという状況下においても、セルフケアを意識した食事でなければ、必ずしも健康的であるとは言えないのです。

同様にサプリメントなどを利用することで健康を意識してはいても、結果的に心や体の健康に繋がらなければ無意味な投資になってしまうということも忘れてはならず、これらの状況を改善するためにも食事に関するセルフケアを意識する必要があります。

 

食事に関するセルフケアをするメリット

食事に関するセルフケアをするメリットとして、食事が大切だということ、そして食事を大切にすることによって自分自身が大切にされ、心と体の健康が維持されることが挙げられます。現実問題として食事はカロリーさえあれば、そして大きな栄養の偏りさえなければ何とか生きていけるのも事実です。

しかし、体質や体調などは個人によって異なりますし、アレルギーなどのことも含めれば何でも良いというものでもありません。自分自身にとってどのような食事が必要なのか、どのような栄養を摂取して、どれくらいのカロリーを取るべきなのか理解すれば、自然と美味しくて元気のできる食事、強い以上ににカロリーを摂取することなく、健康的な心と体を手に入れられるようになるでしょう。

 

食事に関するセルフケアをするデメリット

食事に関するセルフケアをするデメリットとして、一番大きなものはストレスが挙げられます。基本的には食事に関するセルフケアは、何かを我慢するか、もしくは嫌いでも食べなくてはならないかと言ったようなイメージがあるのが原因です。

同様に満足できる量を食べることができなかったり、外食や家族及び友人との付き合いにおいて、自分だけ食べたいものを食べられなかったりすることで、自分を大切にしているのかどうかわからなくなってしまい、結果として我慢してる気持ちが強くなり諦めてしまうケースがあります。このような状況に陥らないようにするためにも、食事に関するセルフケアで悩むポイントを理解しつつ、我慢しているようなイメージを持たないことが必要になるのです。

 

 

 

食事に関するセルフケアで悩むポイント

 

 

次に食事に関するセルフケアで悩むポイントについて解説します。

 

情報収集すると全く逆の情報が出てくる

食事に関するセルフケアで悩むポイントとして、情報収集すると全く逆の情報が出てくることが挙げられます。具体的には何らかの食材を重点的に食べようとして検索していると、健康に良いという情報もあれば、健康に悪いという情報も表示されることです。

Google検索で検索キーワードを入れて表示されるサジェストキーワードにおいても、全く逆のネガティブな情報が表示されると、実践していいのか非常に悩みます。同じく何らかのダイエットの手法において、一方では痩せられる、もう一方では非常に危険という表示があれば、それを見るだけで悩みますしストレスになってしまうのです。

 

実践してみたものの効果が出ているように感じない

食事に関するセルフケアで悩むポイントとして、実践してみたものの効果が出ているように感じないことが挙げられます。特にダイエット関連の食事療法において、すぐに効果が出ると書いてあるのに効果が出ない、もしくは一定期間続けているのに実感できないといったようなことで悩んでしまいがちです。

この場合はもう少し続ければ結果が出たり、もしくはさらに時間が必要としたりする可能性もあること、同時に個人差によって全く効果ないこともあるため、一概にどちらが正しいかわからず、色々試しても結果が出ないために、新しくセルフケアをしようと思う気持ちが薄れてしまいます。

 

極端な食事療法で心身を害してしまう

食事に関するセルフケアで悩むポイントとして、極端な食事療法で心身を害してしまうことが挙げられます。例えば、糖質を制限するようなダイエット、もしくは脂質を制限するダイエット、または食材を置き換えるようなダイエットなど、やり方次第ではしっかりと結果が出るものの、早く結果を出したくて極端な食事療法にしてしまい、心と体の健康を損ねてしまうのです。

何らかの栄養素を極端に摂取しない、もしくは何らかの栄養素を重点的に摂取するといったような食事療法は避けて、普段の食事の生活から大幅に乖離しないようにすることで回避しなければなりません。

 

カロリーや栄養素ばかり気にして食事を楽しめない

食事に関するセルフケアで悩むポイントとして、カロリーや栄養素ばかり気にして食事を楽しめないことが挙げられます。例えば、体に良いからと茹でた鶏肉、蒸した鶏肉、豆腐、カロリーオフの食材、油っこくないものばかりですと、食べ方次第では十分美味しいですが飽きてしまいますし、何よりも食事を楽しむことができません。

体の健康は維持できるかもしれませんが、心のセルフケアが行き届かず、反動で暴飲暴食になってしまうこともあるでしょう。

 

自分に不足している食事は何か。心の声に耳を傾けてみましょう。

 

 

 

食事に関するセルフケアで悩んだ時の解決策

 

 

次に食事に関するセルフケアで悩んだ時の解決策について解説します。

 

前提として「個人差がある」ということを理解する

食事に関するセルフケアで悩んだ時の解決策として、前提として「個人差がある」ということを理解することが挙げられます。個人差とは体の体質、体重や身長、性別や年齢、そして性格や生活環境など様々なことであり、基本的には全く同じ人間はいないということを理解する必要があるのです。

結果が出ないと悩んでしまうのではなく、自分に合わなかったという気持ちを持って、別の自分に合う食事療法やセルフケアを探すこと、ポジティブな気持ちで切り替えていくことをおすすめします。

 

「我慢している」と感じた時は我慢をやめる

食事に関するセルフケアで悩んだ時の解決策として、「我慢している」と感じた時は我慢をやめることが挙げられます。特にカロリー制限や何らかの栄養制限、時間的な制限などは非常につらいものです。

無理に我慢を続けるとストレスが溜まってしまうだけでなく、ストレスによって暴飲暴食、もしくは心身の別の疾患になってしまうということを忘れず、過剰な我慢は絶対にしないと心がけましょう。

 

続けることは大事だが再開することを重視する

食事に関するセルフケアで悩んだ時の解決策として、続けることは大事だが再開することを重視することが挙げられます。性格的な個人差はあるものの、今までの人生や普段の生活においてしてこなかったことを継続するのは非常に辛いものです。

そのため、続けることは大事ですが、一旦やめても再開することを重視するようにすると、結果として長いスパンで続けられるということを覚えておきましょう。

 

食事は楽しく、生きるために必要であることを忘れない

食事に関するセルフケアで悩んだ時の解決策として、食事は楽しく、生きるために必要であることを忘れないことが挙げられます。特にセルフケアのために様々な食事療法を実践していると、まるで自分がモルモットかのように感じてしまい、結果として何のために食事をするのかよくわからなくなってしまいがちです。

食事は楽しいものですし、美味しい物を食べれば嬉しくなるという根本的なことを忘れず、同時に生きるために必要であるという前向きな姿勢でいろいろなこと試して良いでしょう。

 

 

食事に関するセルフケアを実践する時の注意点

 

 

次に食事に関するセルフケアを実践する時の注意点について解説します。

 

アレルギーや基礎疾患などのある方は必ず医療機関に相談する

食事に関するセルフケアを実践する時の注意点として、アレルギーや基礎疾患などのある方は必ず医療機関に相談することが挙げられます。特に普段から摂取していないような食材や栄養素を取り込む時、もしくは試したことない運動などを行う時など、なるべく普段から接しているお医者さんに相談することで、思わぬ健康被害に遭遇せずに済むので安心です。

同様に何らかのアレルギーや基礎疾患があるのであれば、安全そうな食材や運動方法においても、人によっては危険であることを忘れず、安易に始めないということも忘れないようにしてください。

 

極端な食事療法は生活のリズムが狂うことを知っておく

食事に関するセルフケアを実践する時の注意点として、極端な食事療法は生活のリズムが狂うことを知っておくことが挙げられます。例えば、16時間ダイエットと呼ばれるダイエット方法においては、朝食や夕食の時間をずらして、16時間食べないというダイエット手法がありますが、やり方次第では効果が出るものの、仕事や普段の生活に支障が出てしまうというようなことがあるのです。

特に食事のリズムや回数が減ってしまうようなものは、生活のリズムも狂ってしまうということを忘れず、普段の生活を大幅に変えないことを前提に食事療法やセルフケアをすると良いでしょう。

 

簡単に痩せられるような情報を鵜呑みにしない

食事に関するセルフケアを実践する時の注意点として、簡単に痩せられるような情報を鵜呑みにしないことが挙げられます。簡単にという言葉に引っかかってしまいがちですが、太るのはとても簡単ではあるものの、実際には簡単に痩せられることはありません。

逆説的にのんびりとした気持ちでゆっくりと続けて痩せていくと考えること、同時に無理に痩せることばかり考えずに、元気に過ごせるよう、美味しいものを必要なだけ食べていくといった気持ちに切り替えていくと良いでしょう。

 

怪しいサプリメントや本来の用途とは違う効果を期待する薬に手を出さない

食事に関するセルフケアを実践する時の注意点として、怪しいサプリメントや本来の用途とは違う効果を期待する薬に手を出さないことが挙げられます。薬の副作用や別の効果などで痩せる、もしくは元気でお肌がきれいになるといったようなものは絶対に手を出してはいけません。

誰しも楽に、簡単に健康や素晴らしいスタイルを手に入れたい気持ちがあるのは自然なことではありますが、理想を追い求めているつもりが真逆のことになってしまうということのないように注意してください。

 

 

 

まとめ

 

今回は食事に関するセルフケアの基礎知識、食事に関するセルフケアで悩むポイント、食事に関するセルフケアで悩んだ時の解決策、食事に関するセルフケアを実践する時の注意点についてお話しました。

インターネットを通じて情報が溢れる現代において、食事に関するセルフケアの情報もたくさん得られるようになりました。特にダイエット関連の食事に関するセルフケアは多岐にわたり、実際に効果のあるもの、個人差もあるものなど様々であることから、色々試したけれどもうまくいかなかったということもあるでしょう。

今回ご紹介した解決策や注意点を参考にしながら、自分自身の性格や体質にあった食事に関するセルフケアを見つけることをおすすめします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

この記事がご自身の食事に関するセルフケアにお悩みの方のお役に立てれば幸いです。

 

 

 

田邊 史子

田邊 史子(たなべ ふみこ)

現職:御幸病院 栄養管理科 科長

平成6年介護老人保健施設 ぼたん園(日清医療食品事業所)入職。平成8年 御幸病院栄養管理科を経て、現職。みゆきの里の理念である『食から疾病予防』の考え方を基本に、患者様の栄養管理や栄養食事指導を行っている。平成19年より料理研究家・辰巳芳子先生の「作り手から相手の心へ伝わる命を支えるスープ」の考え方、辰巳先生の弟子である大分県由布院の名旅館玉の湯・山本照幸料理長(現・みゆきの里総料理長)から実践方法を学び、みゆきの里の栄養士・管理栄養士等と、各施設内でスープを提供している。

資格

管理栄養士、がん病態栄養専門管理栄養士、NRサプリメントアドバイザー、栄養経営士、在宅訪問管理栄養士

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