就職活動中って、不安になりますよね?
そんな就職活動中の学生、転職活動中の社会人の方向けに、就職活動中のメンタルケアについて少しだけお話させて頂きます😌
①不安が強くなるのは「自然なこと」
就活は、結果が読めず、評価される場面が続くため、誰でも心が揺れやすくなります。
心理学では、こうした状況を「不確実性ストレス」と呼び、人が最もストレスを感じやすい状態のひとつとされています。
- 合否が自分でコントロールできない
- 周囲と比較しやすい
- 将来像がまだ固まっていない
こうした要素が重なるため、不安はごく自然な反応です。
出典:Greco, V. & Roger, D.(2001)『不確実性とストレス』Personality and Individual Differences.
②「考え方のクセ」に気づくと心が軽くなる
就活中は、自分を厳しく評価しすぎることがあります。
認知行動療法(CBT)では、ストレスを強める“考え方のクセ”があるとされています。
よくある思考のパターン
- 全か無か思考:「落ちた=自分はダメ」
- 破局化:「失敗したら人生が終わる」
- 過度の一般化:「一社落ちたから全部ダメになる」
「今、自分はこう考えているな」と気づくだけで、心の負担は和らぎます。
出典:ベック, A. T.(1976)『認知療法と感情障害』Cognitive Therapy and the Emotional Disorders.
③就活は「正解探し」ではなく「探索のプロセス」
キャリア発達理論では、学生〜若手社会人の時期を「探索期」と呼びます。
この時期は、完璧な答えを見つけるよりも、試しながら自分に合う方向性を探すことが大切だとされています。
- いろいろな業界を見る
- 自分の価値観を整理する
- 合う環境を探す
こうした“探索”そのものがキャリア形成の一部です。
出典:スーパー, D. E.(1990)『ライフスパン・ライフスペース理論』A life-span, life-space approach to career development.
④ストレス対処は「問題への対処」と「気持ちのケア」の両方が必要
ストレス研究では、対処法は大きく2つに分けられます。
問題焦点型対処(問題そのものを改善する方法)
- 面接練習
- 情報収集
- スケジュール管理
情動焦点型対処(気持ちを落ち着かせる方法)
- 誰かに話す
- 休息をとる
- 好きなことをする
就活中は「頑張る」方向に偏りやすいので、
意識的に“気持ちのケア”を取り入れることが大切です。
出典:ラザルス, R. S. & フォークマン, S.(1984)『ストレスの認知評価と対処』Stress, Appraisal, and Coping.
⑤自分に優しくする「セルフ・コンパッション」
セルフ・コンパッションとは、
“自分に対して思いやりを向ける姿勢”のことです。
研究では、セルフ・コンパッションが高い人は
- ストレスに強い
- 失敗からの回復が早い
- 自己批判が減る
といった特徴があることが示されています。
就活中は「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込みやすいので、
「今日はよくやった」「今の自分で大丈夫」と声をかけることが心の支えになります。
出典:ネフ, K. D.(2003)『セルフ・コンパッション:自分への思いやり』Self-compassion: An alternative conceptualization of a healthy attitude toward oneself.
⑥「合う・合わない」は能力ではなく“適合性”
組織行動学では、個人と組織の相性を「Person–Organization Fit」と呼びます。
これは、能力の高さではなく、価値観や働き方が合うかどうかを指します。
つまり、不採用は
「あなたが劣っている」ではなく
「その組織と合わなかった」だけのこと。
就活は“相互選択”であり、あなたにも選ぶ権利があります。
出典:クリストフ, A. L.(1996)『個人‐組織適合の統合的レビュー』Person–organization fit: An integrative review.
⑦ まとめ
就活は、人生の中でも特に心が揺れやすい時期です。
でも、心理学やキャリア理論の視点から見ると、
あなたが感じている不安や迷いは、とても自然で、誰にでも起こるものです。
- 不安は「正常な反応」
- 考え方のクセに気づくと楽になる
- 就活は「探索」であり、正解探しではない
- 気持ちのケアも大切
- 自分に優しくする姿勢が心を守る
- 不採用は「適合性」の問題であり、価値の否定ではない
就職活動中の皆さんは是非、自分の「こころ」と共に、就活をのりきって下さいね😊


