HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

セルフケア

サルコペニア肥満に注意‼

 

サルコペニアとは、加齢や運動不足などの影響で、筋肉が急激に減ってしまう状態。「サルコ」は筋肉、「ペニア」は減少という意味です。 

デスクワークや自動車に頼るなど、運動不足の生活スタイルが定着し、筋肉が著しく減っている場合がよくみられてきています。 

ダイエット目的で食事制限だけを行い、体重が減ったとしても、運動をしないでいると、脂肪だけでなく筋肉も減ってしまうので注意が必要です。

「サルコペニア肥満」の人は、要介護のリスクが男性で8.7倍,女性で12.0倍に上昇するといわれています。 

 

食事が重要!

 

「サルコペニア肥満」にならないためには、食事が重要です。 日常の食事でみると、日本食は糖質多いです。 「サルコペニア肥満」にならないためには、「タンパク質」を取ることが必要です。 筋肉が十分にある人が筋肉を維持するためには、高齢者の場合で、1日に体重1kgあたりタンパク質1.0~1.2gを目安にとるようにし、体重が60kgなら1日に約60~72gが必要です。 日常の食事に、肉や魚などを一品増やすようにしましょう。 

筋肉にとってもうひとつ大切な栄養素は、ビタミンDで、1日10分以上の日光浴と食事としてはキノコ類などに含まれているので意識して食べてください。 

 

筋力向上を日常生活で!

 

 

「サルコペニア肥満」にならないためには、運動が大切です。 筋肉量を維持するために、1日に6,000~10,000歩を歩くと効果的ですが、さらに筋肉負荷トレーニングを加えると、筋力を増やすことができます。 とくに、下半身を中心に筋トレを行うと、効率的に筋力をアップできます。

日常の生活では、椅子からの立ち上がり動作の回数増加や、階段の昇降をする機会を増やすことで改善をしやすいです。 

下半身全体が筋肉で太い人はいつまでも元気です。 運動は継続して行うことが大切なので、生活の中にとりいれやすい運動を見つけてください。

 

 

 

黒土 達也

黒土 達也(くろつち たつや)

現職:社会福祉法人 健成会
みゆき園グループ 事務長

略歴

1992年 熊本リハビリテーション学院(現 熊本総合医療リハビリテーション学院)卒業
1992年 大分健生病院 入職
1995年 ニコニコ診療所 入職
1996年 同診療所 リハビリテーション室長 
2000年 御幸病院 入職(主任) 同年リハビリテーション室長 拝命
2013年 同病院 リハビリテーション部技師長 拝命
2019年 御幸病院 事務長 拝命
2020年 社会福祉法人 健成会 みゆき園グループ 事務長 ~現在に至る

資格

理学療法士・介護支援専門員 /福祉住環境コーディネーター2級
がんリハビリテーション 等

終了研修

関節ファシリテーション基礎研修、応用研修、教育研究研修
日本ボバース研究会 成人片麻痺3週間コース、操体法、浮腫療法、肺理学療法
水中運動療法、触圧覚刺激法、脊柱における関節モビライゼーション
運動器系体表解剖セミナー  など多数

所属学会

日本理学療法士学会・熊本県理学療法士学会・関節ファシリテーション学会
熊本県医療法人協会リハビリテーション部会(監事)

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