去る5月7日と22日、韓国より農村振興庁職員、治癒農業関係者等からなる視察団をお迎えし、みゆきの里が取り組んでいる医療と福祉の連携、ガーデンセラピーについてご説明及び情報交換を行いました。参加された皆様からは大変前向きな感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。
【ご感想】
(農業関係者および一般参加者の方より)
○ ハーブを利用して患者に喜びを提供するとともに、収穫の喜びを感じることでリハビリに大きく役に立っていると思った。
○ 植物を患者のリハビリや心身の治療に導入することは健康増進に役立つと感じた。
○ 患者と病院スタッフの相互協力によりうまく運営されているようだ。
○ 植物が健康の回復、増進に役立つことが改めてよくわかった。
○ 患者の方が嬉しそうに生き生きと植物の世話をしている様子が印象的だった。
○ 普段の業務ではなかった農作業という業務をするのに特別な手当てをもらわなくても
患者のために喜んで働いている姿に驚き、感銘を受けた。
(農村振興庁の方より)
○ 医療と福祉の現場で農作業を実際に取り入れ、成果を上げている事例を実際に見ることができ、韓国で進められている治癒農業という分野の可能性を確信することができた。
○ 日本は韓国のように治癒農業という農業の一分野としての分類、認識はないものの、このようにリハビリの一環として取り入れ成果を出しているのを見て、韓国でも医療、福祉分野との連携、意識づけが必要であると感じた。
○ 民間の病院、福祉施設が利用者の健康の回復、増進、生きがいのために農作業を導入するという新しい試みに積極的に取り組んでいる姿に感銘を受け、韓国でもこれから高齢者の生きがいということを政策に取り入れなくてはならないと感じた。