human care miyuki

みゆきの里看護部理念

人間の潜在的能力を引き出す、ヒューマンケアの実現

ひとりひとりの患者さんを理解し、寄り添うことで人間の潜在的能力を引き出し、
大切なかけがえのない存在としてケアを提供すること。また、全人的側面から患者さんの個別性を踏まえ、
患者さん、ご家族の価値観に応じたなケアを提供すること。

基本コンセプト

1. みゆきの里の人々のセルフケアを支援する。

  • 老いても、病であっても、この地域で生活(暮らす)できる。
  • 支援を受けながら心と身体を動かして自らの役割を果たす。
  • 人間はよく生まれ、よく働くように生まれている(フローレンス・ナイチンゲール)。
  • やりたいことを最後までやり通すことを支援する。

2. 身体的メカニズム(病態)を理解し、どのような状況にあっても好きなことが継続できるように支援する。

  • 老いの理解と支援
  • 認知症の理解と支援
  • 各種障害時の理解(麻痺・嚥下障害など)と支援

3. 生活行動の自立・自律を支援する。

  • 食べる
  • 排泄する
  • 動く
  • 眠る

これらを支えることが、統合医療・みゆきの里ヒューマンケアの2つの基盤となっています。

  • 1. 人間は、よく生まれ、よく育まれ、よく働かせるように創られている

    (フローレンス・ナイチンゲール)

  • 2. セルフケア

    (世界の方向:1978年「プライマリーヘルスケアに関するアルアマタ宣言」)

御幸病院看護部方針

ホスピタリティの向上を基盤とした質の高い看護を提供します。

  • 患者さんファーストのケア、温かい心のある看護を実践します。
  • 安全で安心できる質の高い看護技術を追求します。
  • 多職種協働による質の高いCure・Careを提供します。
  • 患者さん、ご家族の意思決定支援およびQOL向上目指した看護を提供します。
  • 地域の人々のニーズに向き合い、地域医療の充実に努めます。

看護部長メッセージ

御幸病院 看護部長 今村 かおる

御幸病院 看護部長

今村 かおる

看護は常に患者さんの傍らに

私たち御幸病院看護職は、『御幸地域住民およびご利用者とそのご家族の健康生活のベストパートナー』であるように行動します。そのためには、対象者を深く理解し、「その人らしく、在りたい場所で最期まで」を実現できるように、対象者にとって最善のcareを提供いたします。御幸病院が提供する看護は、ヒューマン・ケアです。病や不自由を皆様の個性と捉え、その病や不自由さを理解することが対象者理解につながります。そして対象者個々のセルフケア能力を引き出し、向上できるように手当てすることが、御幸病院が提供できる最善のcareであり、地域包括ケアを体現する『みゆきの里』のcareそのものなのです。

病院は、病を癒す場でもあり、病を得られた方々の生活の場でもあります。私たちは、快適な療養生活を提供することを怠りません。すべては「地域住民やご利用者とそのご家族のためなのか」を考えて判断します。「答えは画一的ではない」が基本コンセプトです。

これからの医療・福祉は、患者さんを含めた医療・福祉従事者がワンチームであることが重要です。 私たちは、互いを尊重し、利他主義の下で、健康で働きやすい職場作りを推進し、患者さんとともに御幸病院が、すべてのヒューマンにとって心理的にも安全な『場』であるように努めます。

病棟紹介

緩和ケア病棟南1病棟

緩和ケア病棟ではつらさに寄り添い、
つらさを和らげる医療を目指します。

緩和ケア病棟はがんの終末期の患者さんが、最期の時間を過ごされる病棟です。治ることを目指した積極的な治療が有効でなくなった患者さんに対して、必要な医療を行い「からだの苦痛」だけではなく、気持ちのつらさにも配慮し「こころの苦痛や不安」を和らげ、ひとりひとりの生き方や考え方を尊重し、ご家族や大切なひとと共に、その人らしい人生を送っていただけるようにお手伝いいたします。

対象疾患

  • がん(食道 / 肺 / 胃 / 膵 / 結腸 / 肝 / 胆管 / 卵巣 / 子宮頸部・体部)など
  • その他(レスパイト入院・対象外患者)
  • 緩和ケア病棟
  • 緩和ケア病棟

緩和ケア病棟の特徴

  • 心地よい中央吹き抜けの広い共有スペース
  • 全室個室で快適な居室環境
  • 外泊・外出も積極的に提案

寄り添うケア

私たちは、「その人らしい人生」を全うして頂くために、患者さん、ご家族の意向を確認しながら、「私たちが今できることは何か」を常に問い続け、患者さん、ご家族の思いに寄り添うケアの実践に努めています。

寄り添うケア

一般急性期病棟(LTAC心不全センター) 南2病棟

心不全の患者様を多職種からなる専門チームで
診察・治療しています。

一般病棟については地域の1次救急の役割を担っております。心不全の患者さん、救急からの受け入れに対応しています。心不全の亜急性期から慢性期までのケアをサポートいたします。

対象疾患

  • 心不全 / 肺炎 / 脳血管疾患 / 糖尿病 / 高血圧 / 骨折 / イレウス / 尿路感染症 / 敗血症 / 重症貧血等
  • その他(急な発熱・嘔吐あるいは意識消失等がある患者 / 急性期病院での心臓手術待機や化学療法休薬中の患者)
一般急性期病棟(LTAC心不全センター)

急性期のケア

私たちは、スピード感を持って患者さんの状態把握からアセスメントまでを実施し、患者さんの状態変化に対応しています。また、全身管理、人工呼吸器や点滴・ドレーン類などの管理から検査や処置など安全・安楽なケアの提供を行っています。

急性期のケア

回復期リハビリテーション病棟南3病棟

患者さんの可能な限りの自立性と
生活の質の向上を目指して

早期に在宅や社会復帰を目的とした専門病棟で、日常生活動作の早期獲得を目指します。私たちは、リハビリによる訓練だけでなく、看護職が療養生活の中にレジスタントトレーニングを取りいれ、日常生活動作の早期獲得を目指してケアします。

対象疾患

  • 脳出血 / 脳梗塞 / クモ膜下出血 / 高次機能障害 / 大腿骨頸部骨折 / 腰部圧迫骨折 など
回復期リハビリテーション病棟

リハビリテーションのケア

患者さんの可能な限りの自立性と生活の質の向上を目指して、患者さんとともにゴールを設定します。そのゴールに向かって、「身体機能はどうあればよいのか」「どのような機能が必要か」「患者さんご自身がどのような生活を望まれているのか」を一緒に考え、退院後の生活に必要な動作に繋げられるよう支援する看護を提供しています。

リハビリテーションのケア

地域包括ケア病棟北2病棟

患者さんの気持ちに寄り添い、
希望されるゴールに向かって在宅復帰を目指します。

在宅復帰に向けた身体能力の改善を目的とした病棟です。急性期病院からの転院、在宅や施設、地域のクリニックからの紹介患者さんをご自宅や施設に安心して戻っていただけるよう、病状改善やADL向上を図ることを目的に多職種と協働して、ケアの提供を行っています。

  • 在宅での療養に不安がある患者さん
  • 在宅・施設療養中から緊急入院された患者さん
  • もう少しの入院治療で社会復帰できる患者さん

対象疾患

  • 脳血管疾患 / 糖尿病 / 骨折 / 肺炎 / 尿路感染症 / イレウス / 腎疾患 / がん疾患 / 心不全等
  • 地域包括ケア病棟
  • 地域包括ケア病棟

笑顔になるための工夫を凝らしたケアを

患者さんが入院生活においてモチベーションを落とすことなく在宅復帰を目指せるように、夏祭りや誕生会などのレクレーションを行うなど、笑顔が絶えず楽しく過ごせるよう工夫を凝らしたケアを提供しています。

笑顔になるための工夫を凝らしたケアを

医療療養病棟北3病棟

患者さんの生活の場となる療養病棟で
最高の安心を提供します。

急性期の治療が終えても、引き続き医療提供の必要が高く、病院での療養が必要な、慢性期の患者さんのケアを行っています。

ひとり一人の症状や状況に合わせた医療・看護ケアを提供し退院及び在宅復帰、社会復帰に向けたサポートを行います。介護度の高い患者さんに対し介護スタッフと協力してケアを行うなど在宅復帰を支援いたします。

対象疾患

  • 脳梗塞後遺症 / パーキンソン病 / 小脳変性症 / 脊髄損傷 / 糖尿病 / 高血圧 / 麻痺性イレウス / 低酸素血症
  • 医療療養病棟
  • 医療療養病棟

療養病棟におけるケア

患者さんの長い療養生活を支えること、「帰りたい」という患者さんの気持ちに寄り添い、長期療養による精神的・身体的ストレスを緩和するケアを提供します。長期入院は、患者さん、家族を疲弊させることも少なくありません。日々のケアの中で、患者さん・ご家族のモチベーション、ADL向上に努め、在宅復帰に向けて支援します。

療養病棟におけるケア

このページに関するお問い合わせ

御幸病院

096-378-1166