GARDEN REHABILITATION

目的

自然に触れ、心を癒し、入院生活の ストレスを軽減。笑顔で楽しく生き活きとリハビリ テーションを実施

入院されている患者様の中には、元々できていたことが、病気によりできなくなってしまう事の不安や落ち込み、制限された生活による、ストレスを感じておられます。入院されている患者様の心の健康を高めるためにも、運動による身体機能の回復だけではなく、「五感を刺激する」ガーデンセラピーを取り入れています。

「五感を刺激する」ガーデンセラピー

ガーデン × リハチーム

月に一回、ガーデンリハチームで集まりミーティングを開催しています。

エピソード紹介

ガーデンの作業自体がリハビリに

この日は、みゆきの里健康ファームの職員に丁寧にホウレンソウについての説明をしていただきました。ほうれん草の収穫もハサミを使ってお手伝い。談笑し、楽しみながらてのリハビリにもなっています。

患者さまの声
  • 病院に居てこんなことができるとは思いませんでした。
  • 日の光と外の空気を吸うを、気分がいいですね。
  • 低いところへの立ちかがみ、でこぼこ道もいいリハビリ。
  • ここに来るのが楽しみになりました。
ガーデンの作業自体がリハビリに

「水やりに行かなきゃ」

ガーデンセラピーとして、不整地(ハウス内)の杖歩行、ホウレンソウの収穫、花や野菜の鑑賞、コスモスの押し花・しおり作成、セロリの水やり(リハビリセンター中庭にて)を行いました。

杖歩行軽介助から見守り歩行へ改善。セラピストが訪室すると、自ら笑顔で「畑へ行きますか?」と屋外へ行くことを楽しみにされていました。水やりに関しても、「水やりに行かなきゃ」とご本人様の日課となり、カレンダーや時間を確認するようになりました。ガーデンセラピーを通して、生活リズムの再獲得をはかることができました。

「水やりに行かなきゃ」

自宅復帰に向けて

ガーデンセラピーとして、中腰での水やり、草取りを行いました。病前自宅では庭作業をされていたため、ガーデンセラピーを提案させていただきました。外での中腰作業(下半身強化)や水やりを実施しました。土や植物に触れ、季節を感じることで、院内生活での楽しみとなり、屋外へ行くことへの意欲向上を認めております。

自宅復帰に向けて

畑での主な活動内容

畑での主な活動内容

患者様の声

花の鑑賞や水やりを行われた。「次はこの花を取ろう」等意欲的な発言聞かれた。

患者様の声

中庭のプランター作り

作業台は総務の田中主任を中心に作成して頂いた。
植物の育成初心者である為、健康ファーム管理者に教わりながらプランターへの定植活動行う。田中ファクトリー。

中庭のプランター作り

工夫

  • シャワーヘッドやペットボトルに穴をあけたものを準備し管理者、利用者が水やりを行いやすいように変更

    シャワーヘッドやペットボトルに穴をあけたものを準備し管理者、利用者が水やりを行いやすいように変更

  • 花の名前や特徴、育て方や活用方法をまとめた物を作成し中庭で活用しやすいように変更

    花の名前や特徴、育て方や活用方法をまとめた物を作成し中庭で活用しやすいように変更

活動中の様子

リハビリに拒否や不穏症状がある方も、草花を観察し、笑顔がみられていました。
コロナ渦で他患者と話す機会も少ないため、屋外で笑顔で談笑されていました。

  • 活動中の様子
  • 活動中の様子

今後取り組む内容

  • ガーデンリハビリテーションの研究発表
  • オリジナルプランターの2号機作成
  • 病院中庭の有効活動
  • 健康ファームの活用
今後取り組む内容

このページに関するお問い合わせ

御幸病院

096-378-1166